
見積りの作り方、納期の握り方、要件の確認手順、品質チェック、修正依頼の捌き方、そして継続受注へつなげる信頼構築まで
現場で20年以上積み上げた「案件を事故らせない運用作法」を一冊に凝縮。
技術力だけでは埋まらない“非エンジニアリングの差”を、テンプレと判断基準で埋める実践ガイドです。
個人受注でもチーム案件でもすぐに流用でき、今日から「トラブルを未然に防ぐ進め方」に切り替えられます。
筆者(僕)のBefore→After
Before
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コーディング自体はできるのに、見積り根拠が曖昧で赤字を出しがち。
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要件の取りこぼしから手戻りが頻発し、納期がズレるたびに信用を落としていた。
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修正対応の線引きができず、夜間対応や追加無償対応が常態化。
After
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記事の手順どおりに要件確認チェックリストと見積り分解を導入し、赤字ゼロ化。
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キックオフ〜納品までの合意テンプレを使い、手戻り激減・納期ブレを解消。
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修正範囲の定義と変更管理で“炎上予防”が当たり前に。継続依頼と紹介が増え、月間の新規営業時間を半分に圧縮。
記事の内容
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案件の全体設計
案件の目的・成果物・制約を最初に言語化し、関係者の期待を揃える型。前提がズレない「合意ドキュメント」の作り方と、後から揉めない“言葉の定義”の置き方。 -
見積りとスケジュールの握り方
タスク分解→見積り根拠→バッファ設計→マイルストーン提示までの一連。作業時間だけでなく確認・調整・差し戻しの工数も計上する“現実的な算定”の考え方。 -
要件確認のチェックリスト
コンテンツ/デザイン/機能/非機能(表示速度・アクセシビリティ・ブラウザ対応)/環境(本番・検証)/権限/素材/著作権/入稿手順まで、抜けを防ぐ質問集。 -
品質基準と受け入れ条件
「完成」の定義を曖昧にしないための受け入れ基準、ブラウザ検証範囲、テスト観点、確認の順序。レビュー依頼の仕方と、証跡を残すチェックの型。 -
修正依頼の線引きと変更管理
“微修正”と“仕様変更”の境界を事前に合意する方法。追加費用の説明テンプレ、優先度の付け方、スコープ凍結とリリース優先の判断基準。 -
コミュニケーション運用
毎日の報告テンプレ、リスクの早期共有、決定事項のログ化、クライアントが意思決定しやすくなる資料の見せ方。非同期で進むための書き方のコツ。 -
トラブルを未然に防ぐ契約・ルール
納期・検収・著作権・再委託・秘密保持・免責の基本条項と、実務で揉めやすいポイントの潰し込み。合意文面の雛形化で“属人運用”から脱却。 -
継続依頼へつなげるアフターケア
納品後のミニ改善提案、運用保守の提示、成果レポートの出し方。紹介が生まれる“終わり方”の設計。
購入者の声
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「テンプレとチェックリストが神。導入初週で“伝わる見積り”に変わり、値下げ交渉が消えました。」
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「修正対応が地獄だったのに、範囲定義と変更管理で夜間対応がゼロに。家族時間が戻りました。」
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「案件の初動が滑らかに。合意ドキュメントのおかげで認識ズレが激減し、紹介経由の依頼が増えています。」
まとめ
技術があるのに評価されないのは、案件運用の“見えない作法”がボトルネックだから。この記事はその目に見えない差を、型・テンプレ・判断基準に落として埋めてくれます。
炎上を避け、赤字を潰し、信用を積み上げる。WEBコーダーが長く“食べ続ける”ための実務の教科書として、今の進め方を今日からアップデートできます。
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